「レイルウェイ 運命の旅路」と永瀬隆


最近たまたま観た映画が印象的だったので、メモ。


The Railway Man

邦題は「レイルウェイ 運命の旅路」(2014年公開)
https://filmarks.com/movies/55882

 

第2次世界大戦時、日本軍の捕虜となり、タイとビルマを結ぶ泰緬鉄道の建設に狩り出された英国兵士と日本人通訳らの実話を映画化したヒューマンドラマ。

原作は、エリック・ローマクスの自叙伝「泰緬鉄道 癒される時を求めて」。

 

主人公のエリック・ローマクスを「英国王のスピーチ」のコリン・ファース、永瀬隆を真田広之が演じるという、豪華なキャスティング🎬

(ちなみに、エリックの妻役がニコール・キッドマン)

 

(あらすじ)

インパール作戦のため泰緬鉄道の早期建設が進められており、建設現場では、主人公のエリックを含め捕虜となった元兵士たちに過酷な労働を強いられていた。エリックは戦後も当時の記憶からPTSDに悩まされる。
エリックは、鉄道の建設現場で日本陸軍の通訳に従事していた永瀬隆が、戦争体験を伝えるためいまもタイに暮らしていることを知る。
永瀬の存在が心の奥の傷をよみがえらせ、動揺するエリックだったが、意を決して永瀬に会うためタイへと向かう。

 

(感想)

全体的に重苦しく考えさせられる内容。恥ずかしながら、泰緬鉄道建設と日本人陸軍通訳の永瀬隆さんについては初めて知りました。

永瀬隆さんの戦後のタイでの慰霊活動や現地での支援活動を知り、本当に偉い人だなと思います。

映画公開時にはおそらく私自身関心がなくて知らなかったと思いますが💦

日本にいるうちに観ておけばよかった・・・

 

エンドロールで、エリックと永瀬が和解後に生涯の友として交流を続けていたこと、そして実際に二人が肩を並べている写真も紹介されます。

その写真だけ見ると、そんなつらい過去があったとは思えないくらい打ち解けた様子なのが、さらに胸を打ちます。

日本史については、学校教育ではなかなか教わらない部分もたくさんあると改めて痛感します。(特に戦前~戦後以降)

外国人の方が日本の歴史に詳しかったりするので、やはり日本人として知っておくべきですね。


永瀬隆の青年時代を演じた石田淡朗は、ロンドンを拠点とする俳優さん。
狂言師の父を持ち、人間国宝の野村万作に師事を受けて能楽師として活動したほか、ギルドホール音楽学校を初めて卒業した日本人だそう。

ギルドホール音楽学校は英国の歴史ある芸術大学で、過去にユアン・マクレガー、オーランド・ブルーム、ダニエル・クレイグなど名だたる俳優やオペラ歌手を輩出しているトップクラスの演劇学校。

国外での活動を積極的にされているようなので、どこかで舞台を観に行ってみたい✨

 

🌎Tanroh Ishida Interview The Railway Man Premiere(Youtube)
https://www.youtube.com/watch?v=t4_YC6PMyhw

 

当時の英国ニュースダイジェストでも取り上げられてました!
http://www.news-digest.co.uk/news/columns/bridging-people/11548-2014-1-3.html

 


永瀬さんご本人に密着したドキュメンタリー映画『クワイ河に虹をかけた男』という作品もあるそうです。
https://www.ksb.co.jp/kuwaigawa_movie/

 

最近公開された「ラーゲリより愛を込めて」も気になっているので、まとまった時間ができたら観ようと思います。

 

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